
rosée
雫のようなフォルムに多数のファセットが施された'Briolette Cut/ブリオレット カット'。
細かく刻んだカットは、揺れるたび、日差しを受けてリズミカルに輝く。
緑は淡さの中に深い森のビリジアン。
見つめる赤に意思を感じる深紅。
フレッシュなオレンジにかすかに混じる琥珀色。
他にはないサファイアの器用な色に、カットの細やかさが濃淡という表情を加える。
余滴_
一雨の後、葉のしたたり
グラスの最後の一滴
小さな、だたそれにしかない美しさに嬉しくなる。
耳元で胸元で、余滴は会話に合わせて弧を描く。
円にぶらりぶら下がって、ふむふむと揺れる。
強すぎず弱すぎずの力加減で叩いて仕上げられるゆるやかな円は、サファイアを揺らし、全体のフォルムにリズムを生み出す。
さり気ないサイズ感とチェーンとのつながりも心地よい。
野菜を刻みながら鼻歌を歌う。
そんな時にも私の側で、円の淵を行ったり来たりと小躍りしている。
着けているとなんとなくいい。
そんな存在感の'rosée/ロゼ'。